イメージ

香木

沈香(じんこう)

おそらく世界で一番有名な香木です。
漢方医学でも気のめぐりの改善、気を落ちつかせ体温を調節、吐き気を止め、息切れをおさえるなど、この香りの効能を利用。中国の銘酒、老酒にしても、この香りなくして製造はできません。
ひとくちで沈香とはいうものの、産地によりさまざまな性質は多種多様です。同じ国どころか、同じ地方で産出される沈香すら、それらのはぐくまれた熱帯雨林の土壌の質、バクテリアの違いなどに応じて性質が異なります。
名声を誇るのは、当店で扱っているヴェトナム中部、ラオス、インドネシア、ビルマ、カンボジアの製品。まだご経験のない方にはご来店いただき、各地産の三十品目の香りを味わっていただく、つまり聞香に御参加いただくのが最善かと存じます。
菱屋の聞香会は毎週日曜午後。無論無料です。

最も重い重量4.5キロの
ラオス沈香

ラオス産沈香

国土を森林に覆われたラオスの沈香の種類は多岐にわたっています。それぞれ香りの、この上ない上品さで知られています。
近年、天然林の伐採がすすみ、天然材からの良質な沈香の生産は限られていますが、当店は最高級品のみ入手して、皆様にお届けいたしております。

インドネシア産沈香

乙女心をうっとりさせる甘い香りで有名です。

ミャンマー産沈香

ミャンマー(ビルマ)産はこれ以外にも沈香、沈香油がそれぞれ1種類づつあります。

インドネシア産

カンボジア産

降香(こうこう)

紫檀(ローズ・ウッド)から精製される赤みを帯びたこの香はわずかなにがみ、渋さをその特徴としており、独特な男性的香りとも表現されています。
16世紀に刊行された本草綱目が紹介するように、漢方医学の世界でも早くから著名。中国の現代医学書も「血の巡りを良くし、出血、痛みを止める」と、効能をうたっています。
源氏物語にも出てくるように、紫檀は硬く重厚な木質ゆえ古くから、高級家具材としても利用されています。

紫檀

白檀(びゃくだん)

英語ではサンダルウッド、つまりサンダルの木。「栴檀は双葉より芳し」の、あの栴檀の香りです。
ご説明申し上げるまでもなく、皆様ご周知のあの香を当店は、インドネシア産の最高級品として取り揃えました。

※ 香木は、種類、産地、形状ごとに多種ございます。
カタログをご希望の方は、ご連絡ください。